レス―Q

「警察の女―20」







九古は何かと思い、
目を丸くして見てる。










「あ!!オイ!!」










いきなり
燃えている家の中に、
飛び込んで行った
英里を見て、
九古は呼び止めた。









しかし、
それを聞くまでもなく、
あっと言う間に姿を消した。










そんな出来事に、
思わず頭をかきむしる。










「あのバカ!!」









そう言って九古は、
再び同じ場所に飛び込んだ。











先に家に入った英里は
懸命に名前を呼んでいた。










「カナちゃん!!

カナちゃん!!!
返事して!!!」










シーン……










しかし、
一向に返事は
返って来なかった