レス―Q

「悪魔の誘い―14」







しかし、
そうは言っても、
こんなヤツの言いなりに
なるわけにはいかない。









九古は
自分が命を落としても、
確保に務めようとした。









すると…










「やはり、
受け入れてはくれないか…

だが、
タダで私が死ぬと
思うかね?」










「何…

それはどういう意味だ?」









九古は聞き返すと、
不敵に笑い出した。









「フフフ……

この工場……

実はね。
ここは昔私が
忍び込んだ工場でね」









!!








やはりそうだったか…!









予想していた九古は
見事当たっていた。









だが…

その先は九古でさえ
読んでいなかったが…?









その話を、
Qは事細かに話す。







「…少し難しい話になるが、

外国の地で
雨が降らない土地の事を
知ってるかね…?

ここは、
そんな土地の為に
『人工雨』を降らせる
技術を作り出している
工場だ。

私は……

そこに目をつけた…」