しばらく歩いて、家に到着した私達。


ドアを開けると、「おかえりー」と母が出迎えてくれた。


「こんにちは…」
3人共、頭を下げて顔を上げた…すると、私以外の3人は顔を見て驚いていた。


「………里菜さん?」

「あら聖嵐君に貴司君に由宇君じゃないの」母さんも口を手に当てて驚いていた。


「知ってるの?」


「えぇ、私の旦那の子供達よ…前の奥さんの子供が1人で、後2人は愛人の子供。」
フラッ……めまいがするよ。


「この間、食事に行った時に、紹介されたのよ」
母は、イケメン男子3人組と仲良く話をしている。


そう言えば…あの頃、私はまだ2人のこと反対してたから、義理のお父さんになる人には会いたくないって、ゴネてたんだっけ…?