「お姉!」
「どうしたの?」
「あーっ! 噂は本当だったんだ…」
美穂は翔を指差して、目を大きく見開いている。
「美穂、まだ仕事の時間じゃないの?」
「早退して来た」
「落ち着かないから、座りなさい」
「うん。そうかあ、この人かあ。この子って感じだけど……」
なぜか興奮気味の美穂は、向かいの翔をジッと見ながら腰を降ろした。
「妹さん?」と、翔が私の耳元で言うと、
「はじめまして、妹の美穂子です」
と、遅ればせながら美穂は言い、
「小田嶋翔です。よろしくお願いします」
翔も返し、二人はペコンをお辞儀をした。
美穂の頬がポッと赤くなったのは、私の気のせいではないと思う。
「美穂、いったいどうしたの?」
「どうしたも何も、今頃、町はお姉の噂でもちきりよ」
「なんで?」
「なんでって、お姉、その人とキスしてたでしょ?」
「え? そ、それは……」
美穂から突然そんな事を言われ、恥ずかしさで私はしどろもどろになった。
隣の翔は平気みたいだけど。
「しかも濃厚で、長〜いキスなんだってね?」
「み、見られてたの?」
「駐車場でなんかするから、何人もの人が見たそうよ。それで店を閉めたんでしょ?」
「そういうわけじゃ、ないんだけど……」
と言ったのは母。店を閉めたのは、父と翔を合わせるためだからだ。
「でも正解よ。今日はこのまま開けない方がいいと思う。野次馬がいっぱいやって来ると思うから」
「どうしたの?」
「あーっ! 噂は本当だったんだ…」
美穂は翔を指差して、目を大きく見開いている。
「美穂、まだ仕事の時間じゃないの?」
「早退して来た」
「落ち着かないから、座りなさい」
「うん。そうかあ、この人かあ。この子って感じだけど……」
なぜか興奮気味の美穂は、向かいの翔をジッと見ながら腰を降ろした。
「妹さん?」と、翔が私の耳元で言うと、
「はじめまして、妹の美穂子です」
と、遅ればせながら美穂は言い、
「小田嶋翔です。よろしくお願いします」
翔も返し、二人はペコンをお辞儀をした。
美穂の頬がポッと赤くなったのは、私の気のせいではないと思う。
「美穂、いったいどうしたの?」
「どうしたも何も、今頃、町はお姉の噂でもちきりよ」
「なんで?」
「なんでって、お姉、その人とキスしてたでしょ?」
「え? そ、それは……」
美穂から突然そんな事を言われ、恥ずかしさで私はしどろもどろになった。
隣の翔は平気みたいだけど。
「しかも濃厚で、長〜いキスなんだってね?」
「み、見られてたの?」
「駐車場でなんかするから、何人もの人が見たそうよ。それで店を閉めたんでしょ?」
「そういうわけじゃ、ないんだけど……」
と言ったのは母。店を閉めたのは、父と翔を合わせるためだからだ。
「でも正解よ。今日はこのまま開けない方がいいと思う。野次馬がいっぱいやって来ると思うから」



