心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

そう言って先生は、私に1枚の紙を飛ばしてきた。


「わっ」


床に落ちたその紙を拾う。


「何これ?」


それには、ケータイの番号が書いてあった。


「俺の番号。何かあったらかけてこい」


「ふーん。もらっておいてあげる」


「もっと喜べ。俺の声が毎日聞けるぞ」


「私がかければの話でしょ?」


「まあな」


先生は、私の頭をポンポンとたたいた。


「セクハラ?」


「もう慣れた」


「そっ」


「先生、もう帰るの?」