心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

熱はなくても、元気がなくて顔色が悪い。


「愛花、ちょっとでいいから食べてな」


「うん」


「向こうでテレビでも見てて。すぐだから」


「ここにいたい。邪魔?」


「邪魔じゃないよ」


愛花が俺の背中に抱きついてきた。


「どうした? 何かあった?」


「先生、さっきどっか行ってたでしょ?」


「起きてたの?」


「ちょっと起きたら、いなかったから。でもすぐにまた、寝ちゃった」


「買い物とか行ってた。ごめんな、何も言わなくて」


「もうちょっと、このままでいい?」


「いいよ」


「料理、しにくくない?」