心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「愛花」


「ごめんね。頭痛いから、もう少し寝る」


そう言って、背を向けられてしまった。


ベッドに座って、手を伸ばして愛花の額を触ってみる。


特に、熱がある感じはしない。


「アイスノン持ってこようか?」


「ううん」


「わかった。気が済むまで眠ればいい」


こくりと小さく愛花の頭が動いた。


しばらくして、愛花の母親から電話があった。


今から着替えを持って来るようだ。


すぐにチャイムが鳴った。


下まで降りて、愛花の母親から着替えを受け取る。


「愛花は?」


「眠ってます。お昼頃起きたんですけど、頭痛いってまた眠りました」


「そうですか」