「えっ?」


「俺は一生愛花のそばにいる。愛花も一生、俺のそばにいてくれる?」


「先生?」


「これ、一応プロポーズ」


「何で今……」


「何となく。こんな俺を受け入れてくれるの、愛花しかいないと思って」


「……進路、考えなくて済んじゃった」


「バカ。それは、しっかり考えなさい」


俺は、愛花の頭を軽くたたく。


「でも、選択肢のひとつに入れてもいいよ」


「うん」


俺の言葉に、愛花は照れたように笑った。


「愛花、好きだよ」


「私も好き」


そして、長い長いキスをした。