次の日私は東君と目が合わせられなかった

だって恥ずかしいんだもん


授業中ある女の子の机の上を見ると

「東君へ
小森美香です
言いたいことがあるので非常階段の所に今来て下さい。」


という手紙が置いてあった


小森さんは凄く美人だからモヤモヤがあった


東君小森さんにもキスするのかな

２人は付き合ってしまうのかな


嫌だ！


そう思い私は授業後非常階段の影に隠れていた


すると２人が向かい合ったまま


「好きです。付き合って下さい。」

小森さんが口を開いた


止めて 止めて

私は胸が痛くなった


私は東君の事が好きなんだ。きっと


やっと自覚した


東君は

「ゴメン。俺は好きな人いるから」


と言った


好きな人って誰なの？


私は一瞬で失恋した


そしてとぼとぼ歩いていると

「先生私告白して振られたけどまだその人の事が忘れられないよぉ。どうすればいいの」


いつもクールな小森さんがおお泣きしながら私に訪ねた


わかるよ その気持ち

私も貴方と同じ人が好きだから


けどその気持ちは伏せて

「忘れられるよ。また新しい恋探しなよ。」


と無理なことを言った


教師×生徒
無理に決まってるのにね…
まだ貴方を思っている自分が憎いよ