「―――!!」 あたしは息をのんだ。 王子様はニコニコしながらヤンキーのこぶしを片手で受け止めている。 「…まだ、やりますか?」 「っ!?おっ、おいっ、行くぞ!!」 「はっ、はいっ!!」 たたたたたっ… 王子様はまだ口を開けてポカーンとしているあたしにそっと微笑むと、 「大丈夫?君、一年生だよね?」 あたしたちの学校は1年がブルーのネクタイ、リボン。 2年がエメラルドグリーン。 3年が赤。 王子様はブルーのネクタイをしていた。 「君もさ、気をつけなよ?」 「はっっはいっっ!!」