え?どこに・・・。

 そうして美里に連れてこられたのは面接
室だった。

 面接しに来たから当たり前か。

「よし!面接を始めて店長」

「はい、美里様」

 それから30分・・・。

「これで面接を終了させてもらいます」

 疲れた~。

「店長、もちろんオーケーよね」

 美里、目が笑ってない。それ脅迫だよ。

「は、はい美里様」

 店長さん怯えてるよ。

「それじゃー明日からよろしくね」

「よろしくお願いします」

 そう言ってあたし達は店から出た。

「美里、さっきの脅迫だと思うんだけど」

「全然脅迫じゃないよ。あたしが脅迫して
るように見えた?」

 そう言い、美里はさっきと同じ笑顔をあ
たしに見せた。

 こ、こわい。

「す、すいませんでした」

「うん、いいよ」

 話を変えなきゃ殺されそう。

 そう思いあたしは気になってた事を美里
に聞いてみることにした。

「ねぇ美里?」

「何?」

「今行った店と美里はどういう関係?」

 多分美里の親が経営してる店だと思うけ
ど・・・。

「ああそれね。あの店はねあたしのお母さ
んが経営している店の一つなのよ」

「へぇーそうなんだ。経営してる店の一つ
なんだぁーすごいねぇ・・・?」

 ん?一つ?って事はまだ他にもあるって
事!?そしたらあたしが想像してたのより
も美里ってお金持ちのお嬢様じゃん!!

「そう、すごいでしょ」

「すごすぎだよ!!!」

「そうかな?」

「そうでしょ!」

 そうなると、美里の幼馴染の光ちゃんは
一体何者!?だって、習い事いっぱいして
たって言うし。ん~気になる。こうなった
ら聞くしかない!