今私は部活倉庫にいる。 また、呼び出されたのだ。 「ねぇ、歩。 この間の返事聞かせてよ」 と、葵ちゃん。 「でも………ッ」 戸惑う私。 康助は好き。 唯ちゃんは嫌い。 でも、唯ちゃんを蹴落としたら後悔するような気がする。 「ねぇ、歩」 さっきと同じ台詞。 だんだん強まる口調。 気付いたときには、もう既に頷いた後だった。 「よし、決まり。 これから仲良くしようね」 嬉しそうに笑う二人。 そんな二人に怯える私。 ―――ごめんなさい。 許して、康助。