家に送ってくると言ったものの、神風ん家ってどこだっけ…? よく考えたら知らねーな。 とりあえず自分の家に連れていくことにした。 「あれ、兄貴…と悠弥さん?」 「とりあえず運ぶぞ。手伝え」 ちょうど家の前で大和と出くわしたため、二人で部屋へと運んだ。 「大和、下から薬取ってこい。あと氷枕とお粥かなんか作れ。」 オレと違って器用な大和に頼んだほうがいいだろう。 神風のそばに椅子を置き、そこに座ってじっと様子を見ることにした。