side---柚梨--- 「大好きだよ、ゆり」 唐突に彼が呟く。 それは私がお風呂から出てきた時の事。 ホカホカした体の私を 彼が抱きしめる。 「どうしたの....?いきなり」 私は彼に抱きしめられたまま 彼の背中に手を回した。 「いや.....」 「今日は悪かったな、と思って」 彼が申し訳なさそうに言う。 凄く反省しているみたい。