『小学生からずっと同じクラスの腐れ縁』 あいつに俺の事を聞けば、そう答えるだろう。 俺はあいつについて、知らない事はない。 だって、ずっと見てきたんだ。 当たり前だろ。 けど、あいつは知らない。 俺はあいつの近くを占領して、高校まで同じにしたのに、知らない。 わからない。 わかろうとしてない。 眼中にないから。 意識してないから。 俺は、あいつが…… 好き、だ。