「…え…、面接受かったの?」 「うん、早速明日から来てくださいって言われた」 得意気な顔をして、ピースサインを作るハルナ。 普段それほど感情を表に出さないハルナだが、この時ばかりは嬉しかったのか鼻の穴が少し膨らんでいた。 「今度は長続きするんだろうね?」 「うん頑張る。今回は頑張る」 確かに前までとは気合いの入り方が違う。 頑張るなんて台詞、ハルナの口から聞いたのはいつぶりだろうか。