それが終わったのは、二十時を過ぎた頃。 また椎名さんに送ってもらって、ハルナのアパートにやってきた。途中、コンビニでお菓子とアイスも買った。 もしかしたらハルナも夜ご飯をまだ食べていないかもしれないから、前に社長が絶賛していた焼肉弁当も二人前買ってきた。 両手が荷物で塞がっていて、鍵を取り出せなかった。 なんとかチャイムを押して、ハルナが扉を開けてくれるのを待った。