「まあもう帰ろうぜ。こんな所にいたら心身腐っちまう」
「アンタだけ先に帰れば良いだろう。俺は少し休みたい」
肩と腹を少し怪我し、とても動ける状況じゃなかった。
「駄目だ。早くしないと、出血多量で死ぬぞ?」
それに、と付け加える。
「幾ら人が少ないとはいえ、新手が来ないとは限らないだろ? 銃声が聞こえて誰か来るかも知れない」
「……ああ、そうだな」
こんな状態で戦闘など御免だった。立ち上がり、ナイフを仕舞う。
「そうだ、一つ聞きたいんだけど……」
「何だ?」
両肩を両手で押さえながら、歩き始める。
「どうして、殺し屋なんかに?」
「アンタだけ先に帰れば良いだろう。俺は少し休みたい」
肩と腹を少し怪我し、とても動ける状況じゃなかった。
「駄目だ。早くしないと、出血多量で死ぬぞ?」
それに、と付け加える。
「幾ら人が少ないとはいえ、新手が来ないとは限らないだろ? 銃声が聞こえて誰か来るかも知れない」
「……ああ、そうだな」
こんな状態で戦闘など御免だった。立ち上がり、ナイフを仕舞う。
「そうだ、一つ聞きたいんだけど……」
「何だ?」
両肩を両手で押さえながら、歩き始める。
「どうして、殺し屋なんかに?」

