【小春ー13】
「ヤツら…許せねえ…」
真夜中の地蔵堂付近で
ララは呟いた。
地蔵堂とは
江戸の山にある
地蔵がたくさんある
お寺の事。
たまたま
お供え物を盗みに来た
ララと、
無理やり来させられた
小春は、
今まさに
地蔵に頼み事をする
若いオナゴを
影から見ていた。
娘は
武家の方にセクハラを
何回も受けてるらしく、
それを聞いたララは
怒りを露わにした。
「おめえさんの恨み…
晴らしてやるぜ…」
これはまさか…
今度は
必殺仕事人ごっこらしい
チャララ~~!!♪
【世の中金、金、金
悪い時代に
生まれたものよ
悪人と善人。
恥ずかしながら
悪人の方が多いのが
人と言うもの。
そんな
悔やんでも悔やみきれぬ
恨みを
晴らせてみせやんせ…】
暗闇を歩くララ。
完全になりきってる…
目的の屋敷に行くと
ララは塀の上に立った。
もうこれ以上
ついていません。
「アイツね…」
屋敷には痩せた男が
酒を飲んでいた。
殺るなら今だ。
塀から屋根に渡り
瓦を歩いてゆくララ。
塀の外から見てる春は
呆然と見ている。
そしてララは
見えなくなってしまった…
え…?え…?
私どうしたら…?
とりあえず
待ち続けるしかない。
そうする事10分…
ララがゆっくりと
帰ってきた。
「春。
あの子の恨み晴らしたわ」
まさかこの人…
本当に人を
殺したんじゃ…
やりかねないと思う春が
一番怖い。
「ギャー!!」
屋敷から
叫び声が聞こえた。
「味噌汁に
犬のフン入ってるぞ!!
オエ~~~!!」
……
また犬のフンですか…
「ヤツら…許せねえ…」
真夜中の地蔵堂付近で
ララは呟いた。
地蔵堂とは
江戸の山にある
地蔵がたくさんある
お寺の事。
たまたま
お供え物を盗みに来た
ララと、
無理やり来させられた
小春は、
今まさに
地蔵に頼み事をする
若いオナゴを
影から見ていた。
娘は
武家の方にセクハラを
何回も受けてるらしく、
それを聞いたララは
怒りを露わにした。
「おめえさんの恨み…
晴らしてやるぜ…」
これはまさか…
今度は
必殺仕事人ごっこらしい
チャララ~~!!♪
【世の中金、金、金
悪い時代に
生まれたものよ
悪人と善人。
恥ずかしながら
悪人の方が多いのが
人と言うもの。
そんな
悔やんでも悔やみきれぬ
恨みを
晴らせてみせやんせ…】
暗闇を歩くララ。
完全になりきってる…
目的の屋敷に行くと
ララは塀の上に立った。
もうこれ以上
ついていません。
「アイツね…」
屋敷には痩せた男が
酒を飲んでいた。
殺るなら今だ。
塀から屋根に渡り
瓦を歩いてゆくララ。
塀の外から見てる春は
呆然と見ている。
そしてララは
見えなくなってしまった…
え…?え…?
私どうしたら…?
とりあえず
待ち続けるしかない。
そうする事10分…
ララがゆっくりと
帰ってきた。
「春。
あの子の恨み晴らしたわ」
まさかこの人…
本当に人を
殺したんじゃ…
やりかねないと思う春が
一番怖い。
「ギャー!!」
屋敷から
叫び声が聞こえた。
「味噌汁に
犬のフン入ってるぞ!!
オエ~~~!!」
……
また犬のフンですか…



