【BL】ビターハニー②

カインがいるという部屋についた。

観音開きの扉を、怒りに任せて、バターン、と蹴り開ける。

すると、そこには部下数名に、ニコニコと何やら話しているカインがいた。

「そう!それで、僕と匡さんは結ばれたわけ。」

おぉ!!
と、感嘆の声をあげる部下たち。

ピシッ
こめかみに、青筋がまた一つ浮かぶのを感じる。


「……カイン、いつ、誰と誰が、結ばれたって!?」

仁王立ちするオレは、怒りに顔を歪めていた。

そんなオレの様子に、賢い部下たちは、静かに退散する。


が、1人空気の読めないカインは、変わらずニコニコと嬉しそうだ。

「匡さん!おはよう!」

「カイン。嘘を教えて回るの、止めろ。」

「……嘘?」

「オレとお前は、まだヤッてねーだろがっ!」



そう。
オレとカインは、結局キス止まり。
エッチなんざ、ヤッてねーのだ。