震える私の肩をぐっと強く抱く正樹さん 「まず謝る。不安にさせてごめん」 「不安というか…まだよく状況が飲み込めてないんです。西川さんは一体…」 私の肩にあった手がそっと離れて、その手はテレビのリモコンを握った 「結花。これ見て」 正樹さんがテレビの電源を入れた 「……え」 その画面に映る文字に私は言葉を失った そこには… 《電撃ニュース!西川景子電撃結婚!》 そう書かれた隣には 正樹さんの名前が書かれていたからだ