「…これで邪魔者はいなくなったな」 車に乗り込むなり、正樹さんはニコッと笑った 社内は正樹さんのような爽やかでちょっぴり甘めな香りがした その香りのせいもあって、私はドキドキが増してきた 「2人になると…変な感じですね」 「ん?ああ、そうだな」 私ってば、緊張しちゃって上手く話せなくなってる さっきまでは普通だったのに… 「さて、じゃ家に行く前に、結花に聞きたいことがある」 「…へ?」 正樹さんは笑顔だけど、なんだか真剣な顔をしていた 私もつられて、正樹さんに体を向けた