霊務2

【礼子と愉快なABCー41】




スッ…







ドアの合間から
三匹は体を抜けさせる。







「これは……?」








扉を抜け
霊Cがそう言うと、
目の前の空間に
視線を釘付けた。








空気と空気の境目。

宙にある空間に
縦筋にと
亀裂が入っているのが
見えていた。







その亀裂から漏れ出す
青い光……



どうやらコレが
外から見た
光の正体らしい。







「あ!
みんな!!アレ!!」







霊Bがビックリした声を
張り上げ
指をさした。








その指先の方向には…






何と…
捜し求めていた人が居た…







「姉貴!!!!」







それはサキの姿であり、
亀裂から漏れ出る
光の糸に絡まれていた。







ついでと言っちゃあ
何だが

その隣にはオッサンも
光に縛られていた。






でも霊三匹は
真っ先に
サキしか見ていない。








「姉貴!!!
何でこんなとこに!!!
!!!!!」







まさか
礼子の会社に居るとも
思ってもいない。






急に見つけ出した目的に
霊達は動揺を隠せない。








するとそこへ、
黒い影が
スッと現れた。









それは
あの礼子が、

このビルの前で
一番最初に見た
霊の姿であった……