霊務2

【礼子と愉快なABCー38】




……チン







礼子達を乗せた
エレベーターは
最上階へ上がり、

静かにその扉を開かせた







「…?」







最上階のフロア…


すぐに
様子がおかしいことが
分かった。







ただならぬ雰囲気…





人間の「直感」
というものが

ビンビン働きそうな
気配…







異常な空気を察知した。







パアアァ…







すぐ目の前にある
社長室から

青白い光が
ドアの隙間から
漏れていた。







「兄貴…
なんなんですかねアレ…」







霊Aが
ドアをジッと見つめ
様子を窺っている。






「な~に。

どうせエロ社長が
変なビデオでも
昼間に見て、

消し忘れて
帰っちゃただけじゃ
ない?」







どんな社長だよ…







でもあのタヌキなら
やりかねない。







取りあえず、

社長室は
鍵がかかって
入れないことを
知っている礼子は、

部屋に入るために
体をエレベーターに置き
幽体離脱をした。







そして、

そのまま
明らかに扉の向こうに
「何か」居るのを

警戒もせず
近付いて行った。







すると……







バァン!!!!!







突然吹き飛ばされた礼子








!?







「兄貴ぃぃ!!!!!」