霊務2

【礼子と愉快なABCー30】




コソコソっと早紀は
物を盗むような
入り方で部屋に侵入した







そりゃあ怖けりゃ
こんな入り方になる。








震えた指で
パチっと電気を付けると

周りを注意しながら
奥まで進んでゆく。






「うう…
無駄に広いのよここ…

もうイヤ…」







奥まで行き着くと、

モニターで見た
礼子が携帯を投げた
辺りを
手探りで探してみる。







すると
通話中の携帯は
明かりを発しているので
すぐに見つけ出すことが
できた。







「良かった…
こんなとこもうイヤ…
早く出よ…」







携帯の通話を切ると
今度は来た道を慌てて
折り返す。







すると…







トゥルルルルル!!!








…………









………うわ






正直ひいた。







あの一番最初にある
電話の内線が
鳴っているのだ。







通るに横を通れない…




恐る恐る
電話の後ろを見ると…





やはり礼子が言った通り
コードが
繋がっていない…







マジだ………







「キャアアアアアアア!
!!!!!!!!!!」







早紀はとうとう泣き叫び

走って
資料室を飛び出した