霊務2

【礼子と愉快なABCー25】




「切らなきゃ!」






早紀は急いで切ろうと
すると、

焦りのせいで手を滑らせ
モニター機器の間に
携帯を落としてしまった







「しまっ…!」







その間に礼子はピッと
ボタンを押し、
電話に出てしまった。







「は~~い
もしもし
あたしリカちゃん」






………






そう言うが返事はない…







「キーー!!!!
何よ~~!!!!」







二度目の無言電話に
礼子はイラっとして
携帯を遠くに投げてしまった。






それをモニター室で
見ていた早紀。






隙間から
落ちた携帯を見ると
まだ通話状態が
続いている。






あの子…!

切らずに遠くに携帯を
投げやがった!!






こっちの携帯は
機器に挟まれ、

この重い機材を
一人で持ち上げることは
出来なく、

取り出すには不可能。






このままでは、
通話しっぱなして
通話料が
恐ろしい事になる!!






罠を仕掛ける為に
一時的に買った
携帯なので、
通話プランも
一番安いプランに。


ただ、
通話すると数秒で
何十円もかかって
しまうのだ。







仕方ない…!


資料室に
取りに行かなきゃ…!






そう思ってモニター室を
再び見ると、

礼子は1度目に鳴った
内線機を手に取っていた






あれは、
誰からか
分からないとこから
かかってきた電話…





見てると礼子は急に
高笑いをした。






「キャハハ!!
これ
コード繋がってないわ!

ふっしぎ~!」






え……






コードが
繋がってないのに
内線電話…?







………