霊務2

【礼子と愉快なABCー20】




早紀の罠の第二弾。






鳴り響く電話に
礼子はちゃっちゃと出た







「はい、こちら
らいらい軒ね~~」






礼子はそう言うものの
受話器の向こうは
何もない無音。


キーンとする音が
微かに聞こえるくらいだ







「…?」







礼子は意味が分からず
そのままガシャンと
受話器を置いた。








「つまらないわね~
誰か電話したなら、
今の私のセリフに対して
間違えました~!って
聞けると思ったのに…」







相変わらず
イタズラ好きの礼子。







だが無音なんて、
これも怖がらせる
作戦か?



早紀の失敗では…?







と思うようだが、

モニター室で
早紀は固まっていた。







礼子がこんなことでも
驚かないというのが
固まった理由じゃない。







問題はその前。







早紀は……


受話器から内線を
まだかけていなかった…







「だ………誰なのよ
今の電話…」







この会社には
今完全に
礼子と早紀しかいない。







誰もいないハズの
会社から

一体
どこからかかってきた?








今一人のこの空間…

そう考えると何か
ブルッとする。







「~~~~!
たまたまね!!

きっとどこからか
間違い電話よ!!

外部とかからも
繋がるかもしれないし!

と、とにかく
見てなさいよ~~
第二の作戦
スタートよ!!」







何とか勢いで怖いのを
誤魔化す早紀。







さあさあ次の作戦は
はたして
礼子に通じるか…?






早紀の渾身の作戦が
礼子に襲いかかる!!