霊務2

【初イビリ体験ー14】



いつの間にか
サキとオッサンは
どっか行っちゃったし

礼子は1人ご飯を
食べることにした。






会社の
一階受け付けにある
ベンチに座り

バックを隣に置いた。







どうやらここで
お昼を食べる気らしい。







いくつものある
ガラスが太陽を照らし、
この場所はポカポカで
気持ちが良かった。






「ひゃっ!ひゃっ!
早速穴場を見つけたね」





独特な笑い声で
ヒョコヒョコと
やってきたのはヨネさん






「あ、キツネの
お婆ちゃん…」







「ひゃ!ひゃ!
お婆ちゃんにはまだ
早いと言うとるに。
まあアンタから見たら
お婆ちゃんか!」






「ひゃひゃ。そうだね
お婆ちゃん★」







礼子も笑い方をマネして
返事をしてみた。







ヨネさんは隣に座り、
静かに
お茶をすすりだした。







…どこから出したんだ?

この婆さんは。






ともかく
2人は
たわいもない話を始め

まっったりと
お昼休みを過ごして
いった