霊務2

【礼子とオッサン-85】






「全く君は霊体なのに
受話器は取るわ
注文するわ
相変わらず
法則メチャクチャだね。

こんなとこで
油売ってないで帰りな。

君んちも霊迎えなきゃ」










「だって~
うち迎える霊が
いないも~~~ん。

この間
成仏しちゃったし…」










「それはお前が勝手に
成仏させたんだろ!」










「てへ★」










「可愛く誤魔化しても
駄目だからね。

そんなんじゃ君
将来死んで霊になったら、
ロクな扱い受けないよ?」









「いいもんね~
アタシ死んだら
霊にならず
すぐ生き返るから」










「嘘付け。

それこそ君のことだから
『世界中の人間を
恐怖のズンドコに
落としてやる』
なんて言って
霊務バリバリやるだろ」










「やらないも~ん。

霊務はもういいも~ん。

あ、スミマセン
デザートの杏仁豆腐も
付けてください」









「ホント止めて。

請求書、ウチになるから」