霊務2

【礼子とオッサン-64】





「とっ捕まえた!!!」










「礼子君
ナイストライ!」










『グアアァァ!!!

コラ!老人はもっと
労らんか!』









「なーーーにが老人よ。

若い女の人
ストーカーしてた
くせに」










『う、うるさい!
お前には関係ない!

さらばでゴンス!!』










「だから
逃げるなっつっての」










『いたたたたた!!!

髪を引っ張るな!!!

もう少し先祖を
大事にしろ!』










「え…ってことは
まさかアナタは
礼子君の…」









『う、ギクリ。
しまった……

…んなわけないだろ!

こんな娘とは
なんも関係ない!』










「おじいちゃん
おこずかいちょうだい」










『おお~礼子や~
かわいいな~~

ほらやるぞ~


………

…ハッしまった!』










「簡単に礼子君の口車に
のせられたよ…

んで、アナタは
墓を離れてここで
何を?」









『仕事の話か?
うるさいな!

霊務なんかより、
ここでお姉ちゃんを
ゲッチュしてる方が
いいんだっ』









「なんだこの先祖…

完全に開き直ったよ。

まさか
礼子君の言うとおり
本当にこんなネオン街に
いるなんて……」








「アタシの勝ちね
オッサン!

罰として
一週間寺でお経を
聞いてきてね」









「殺す気か」