霊務2

【礼子とオッサン-62】





「礼子君!

ほらあったよ
君んちの墓!」









「も~~
オッサン待ってよ~

何もこんな夜に
墓場まで来なくて
いいでしょ?

もう怖い~
お化け出そう~」









「霊は私だから。

そんな冗談なんて
いいから、
ほらこっち来なよ」









「なによ~~

か弱い乙女よわたしゃ」









「ほら、これ叶家の
墓だろう?

先祖様は見えないな…」









「ホントに
この辺に居るの~?」









「間違いないよ。

君のご先祖様は
生き返る
申請してないから
まだ霊をやってるよ」








「でもいないじゃない?

職場
間違えたんじゃない?」









「いや…大抵の霊は
自分の墓場周辺で
霊務するのが
ポピュラーだよ。

家族の顔も見れるしね」









「でも居ないじゃない」









「っかし~な~…

確かに霊務の場所は
ここなんだけど…」









「だから
キャバクラだって」









「有り得ないから」