霊務2

【礼子とオッサン-43】


「ルンルンルン♪」





「あらオッサン?
こんなとこで何してんの?」





「ああ、礼子君か。
食事中だから後にしてくれ」





「食事ってこれ?
このカップ焼きそば」





「そうだよ。
さあ帰った帰った」





「霊がカップ焼きそば?
キャハハ!
ウケる!!

どうやって食うの?」





「うるさいなあ~

本当に食べるんじゃなく
お供え物として
生気エネルギーを
もらうだけだよ。

分けてやらんぞ
シッシッ」





「でも、
カップ焼きそばなんて…」





「好きなんだから
いいでしょ。

霊の勝手でしょう」





「アタシも食うけど
今オッサンが
食おうとしてるのは、
粉末式の
カップ焼きそばよね?

駄目よちゃんと
ソースじゃないと。

アナタ…
安く見られるわよ?」





「何だよその
『大人な女的発言』は。

全然格好良くないから。

君も同じレベルだよ」





「粉末に
言われたくないわね」





「ちょっと待て。
勝手に粉末とソースに
勢力図を分けないで。

たまたま粉末なだけだよ

ってかどっちでもいいし」





「嘘付け、
この反粉末派!!」





「反粉末派!?
何その反キリスト派
みたいな!

もうどっちでもいいよ
インスタントが
好きなだけなんだから」





「前からカップ焼きそばが
好きなんだって事は、

昔からワビシい物しか
食ってないんだね
キャハハ!!」





「うるさいよ」





「まあまあ、
そうカッカしなさんな
旦那★」





「?
おかしいな礼子君。
今のでオチなハズだが

今日はやけに
会話が長く続くね?」





「あらやだ、
話し込んじゃったわ。

おかげでオッサンの
カップ焼きそばが
伸びちゃった」





「テメ。それが狙いか」