霊務2

【礼子とオッサン-40】





「オッサン…

今日はついに
本免試験よ…」








「ああ…
いろいろあったが
ついにここまで来たね…

教習車両を勝手に
車検に出しに行った時は
ぶん殴ってやろうかと
思ったけど、
何とかここまで
たどり着いたね…」








「オッサン…

準備はいい…?」








「礼子君こそ
心構えはいいかな…?」









「ええ…

じゃあ任せたわよ
必殺『オッサンが
他の人の答え見て、
アタシに教える作戦』」








「やらないから。

真面目な
雰囲気出してたと
思ったら、
急に何を言いやがる」









「駄目~~~~?」









「駄目だよ。
頭冷やしなあ」








「ちぇ~。

…ん?
遠くに見えるあれは…

アイスキャンディ屋さん
!!!!!!!!!」









「本当だ。
この暑いのに
外で頑張ってるね」








「キャハハハ!!
くーださいなー!!!

甘くてとろけるやつ
くーださいなー!!!」








「オイ!!!
礼子君待て!!!

本免試験は!!?

オーイ!!!
戻ってこい!

アイス食って
本当に頭冷やすな!!」








こうして礼子は
本免試験そっちのけで、

アイスを取った為
免許は取れませんでした



めでたし、めでたし









「散々話が続いて
結局は取らねえのかよ」