霊務2

【礼子とオッサン-39】





「礼子君どこに行くの?
いつもの道は?」








「ああ、オッサン。
今日は高速教習だって」








「ああ、
高速道路を走る講習か。

ホント今の時代は
どこにでも行けて……」








「えい!(ブウン!)」








「う、うわ!

コラ!!!
いきなり
時速150キロも
出すな!!

教官驚けてるだろ!」









「キャハハ。

タイヤの
ホイールみたいな
顔して」








「失礼だろ!

そりゃ驚いて
そんな顔になるわ」








「分かったよ、
ゆっくり行けば
いいんでしょ
ゆっくり行けば。

う~んと…
このペースだと
新潟まで二時間かな…」








「まてまてまて!!
君はどこまで
行くつもりだよ!」







「どこって…
海だけど?」







「何その海だから何?
みたいな当たり前の
言い方!」








「オッサン知らないの?
今ETCだと
休日どこまで行っても
料金1000円なんだよ?

おっ得~★」








「わー本当だ!
1000円で
行けちゃうんだ
スゴーイ…ってアホか!

お願いだから
教習中って事を
忘れないで」