霊務2

【上に立つべき人間-20】





完全に
二人きりになると
礼子は話を始めた。






「おばあちゃん…
呼んだのは他でもない

1つお願いがあって」








「お願い?
何だね?」






礼子がお願い何て
珍しい。






一体何なのかと
返事を待ち続けると、





「あのね…

おばあちゃんに
もう一度副社長に
戻ってほしいんだ」







「え?!
いきなり何だい?」







急に言われても
返答に困る。





今さら戻る気なんて
全くと言っていい程
考えた事はない。






こればかりは
願いを叶えて
あげられそうになかった







「礼ちゃんには
悪いが…」






それを言わせる前に
礼子が先に断った。






「じゃないとアタシ
社長やらない。

それに
それを望んでる人は
いるんだよ?」







「望んでる人…?」







ヨネさんがそう言うと
礼子は指を
パチンと鳴らした。








その合図と共に
柱の方から
スッと影が現れた