霊務2

【上に立つべき人間-16】






それを聞いた
周りの重役は、

あせあせとしている。








使えない重役の挙動を見て、
説明者は
コホンと咳き込んだ。








「それでは
反対もありませんし、

満場一致とみなし
決定致します」








この決定に
礼子を知らぬ
他の課の社員は、
そんなに出来る子
なのかと驚いており。

礼子を知る課
(清水課長や早紀)は、
違う意味で
驚いている。









特に早紀なんて、
口があんぐりしたまま
閉じることがない。









「え?え?
あの子が
この会社の社長?

嘘でしょ?」









そりゃ信じたくもなくなる。








何より話が
メチャクチャだ。








でも当人が、
今の状況を
一番分かっていない。








「ん?へ?
社長?私が?」








間の抜けた声が、
新・社長礼子の
第1発声であった