霊務2

【秘書スタートー16】


……


社長に言われた
会議である、

金曜日の朝…





礼子は会社に入ると
丁寧に掃除をしている
ヨネさんを発見した。





「あ~~おばあちゃん
元気ぃ~~?

朝っぱらから
気合い入ってんね」





礼子の声に気付き、
シワクチャな顔を
こちらに向ける。





「おお~礼ちゃんか~

今日は大事な会議
らしいじゃないかい?

社長に頼まれて
いつもより余計に
玄関周りを
綺麗にしてるのさ」





相変わらずの
掃除おばちゃん。





この人あってこその
光輝くガラスが
あるってもんだ。





「それより礼ちゃん。

噂は聞いてるよ?

社長の右腕にまで
なるなんて大したもんだよ」





「まあねっ!
実力の世界ですから!」





よく言う…





礼子は自信満々に
言いのけた。






「アハハ★

でもそっか~
今日エクレアの
社長さんが
来るんだもんね~」






「礼ちゃんや。
エクレアじゃなく
クロレアじゃ。

ヒャッヒャッヒャッ」






2人は
しばし笑っていると、
玄関からスーツ姿の人達が
ゾロゾロとやってきた。






胸元にはクロレアの
ネームプレート。






どうやら
もうやって来たらしい。






すると、
さっきまで笑っていた
ヨネさんは…






―――――!!






近付くクロレアの社長…






その姿が
ハッキリ見えてくる度
ヨネさんの顔も
徐々に驚きの顔に
変化していった。






「スマナイ…
会議室はどちらに
なりますかね?」






クロレアの社長が
2人に話しかけてきた。






「あ、こちらですぅ~

ドーゾ★」






礼子は社長を案内し、
エレベーターに
乗って行った