【秘書スタートー12】
秘書の仕事が慣れた
数週間後、
礼子はいつものように
社長室の掃除をしていた
あれ以来
まともな仕事は
やってないと思えるが、
最近は
会社の重役しか
見れないような
書類に目を通しており、
社長は礼子から意見を
聞き出していた。
それは
前の会議のように
奇抜な意見を礼子から
出してもらい、
少しでも会社を
改善したかったからだ。
だが、流石に
この間の会議は
運が良かっただけであり
あれ以降
入ったばっかりの
新米ぺーぺー社員の
彼女からは
良いアイデアは
出てこなかった。
それに
いくらベテランでも
今の状態を打破できる
策はない。
と言うのも、
会社の経営を
書類で見て分かった
ことだが、
この会社は今
不況の危機に
さらされている。
今まで普通の社員として
働いてきて
全く気付かなかったが、
ここへ来て
初めて経営悪化が
分かったのだ。
この会社はヤバい。
自分の給料が上がるとか
喜んでいる場合では
ないくらいなのだ。
このままでは、
いくら何でも
無関心でいるわけには
いかない。
「給料たくさん入ったら
無駄に
スーパーのナタデココ
買い占めようと
思ったのに」
礼子には
そんな野望があった
秘書の仕事が慣れた
数週間後、
礼子はいつものように
社長室の掃除をしていた
あれ以来
まともな仕事は
やってないと思えるが、
最近は
会社の重役しか
見れないような
書類に目を通しており、
社長は礼子から意見を
聞き出していた。
それは
前の会議のように
奇抜な意見を礼子から
出してもらい、
少しでも会社を
改善したかったからだ。
だが、流石に
この間の会議は
運が良かっただけであり
あれ以降
入ったばっかりの
新米ぺーぺー社員の
彼女からは
良いアイデアは
出てこなかった。
それに
いくらベテランでも
今の状態を打破できる
策はない。
と言うのも、
会社の経営を
書類で見て分かった
ことだが、
この会社は今
不況の危機に
さらされている。
今まで普通の社員として
働いてきて
全く気付かなかったが、
ここへ来て
初めて経営悪化が
分かったのだ。
この会社はヤバい。
自分の給料が上がるとか
喜んでいる場合では
ないくらいなのだ。
このままでは、
いくら何でも
無関心でいるわけには
いかない。
「給料たくさん入ったら
無駄に
スーパーのナタデココ
買い占めようと
思ったのに」
礼子には
そんな野望があった



