下僕主とツンデレ超えた召喚物



(三)


ラグナは翌日になっても帰ってこなかった。


いや、俺も俺で勝手に学園内の寮に帰ってきたわけだが。「そういや、ラグナに寮に住んでんの伝えてね」と夜中の一時に思って、「ならここで起きてて仕方ねーじゃん」と寝た次第であるが。


「……」


カーテンの隙間から朝日が入るのを布団の間から見た翌朝。

八畳ほどの質素な部屋は紛れもなく寮室だ。


相部屋でこの部屋にはもう一人住人がいるが、二段ベッドの下、今はいない上の段の奴は何やってんのかなぁと思ってみる。


何やってるとは考えるまでもないか、召還物を出して外で遊んでいるんだろう。


夜、学園外に出るのは固く禁じられているが。召還科が初めて出した召還物をこの世界に慣れさせるためにも外出許可(もっとも手続きあり)は下りているものだ。