めんどくせえルートを辿ってしまった。
一直線に進むだけでゴールできる迷路を、わざわざ右行った左行ったしてたようなもんだ。
「コットン君のパートナーさんも指輪が欲しいんですか?なら、お金ためなきゃですね」
しかもか、指輪が手に入る手段が金で解決するらしい。
楽と言えば楽だ。
おとぎ話並みに伝説的なアイテムが金で買えるのだから。
「ちょ、ちょっと待てよ。本当にその指輪、本物なのか。つか、バッテラって誰だよ」
「本物だよ、じゃなきゃチラシなんか配っても誰も反応しないよ。きちんと魔具鑑定士の証明書つきで、持ち主たるバッテラさんは指輪があるからこそ大富豪になったんだ。
今回、指輪を売るのも『幸福に飽きた』とかで、どうせ老い先短いから誰かに譲ろうと決心したそうだよ」


