召還物は召還者にとって大切なモノだ。宝物に他人がやすやすと触れていいものじゃないというのに。
「大丈夫だよ、コットン君。アーダーも気にしてないみたいだし」
ね、とミントがアーダーに言えばくちばしつきの顔が頷く。
ラグナが触れていたのは鳥人の羽だ。そうして頭。ひとしきり触ったあと。
「“原始的な羽翼”(アーダー)、か。天使界にて一般的な下級兵だ。数があり、喚ぶには最適なしもべだが」
「おい、ラグナ」
なんだか、ミントのパートナーが侮辱された気がしてつっかかろうとしたが。
「主に忠誠的で、心清い者にしか懐かない。“原始的な羽翼”は成長をする、主のためにその姿を変えていくだろう。
強く強く、主が“守るに値する”と認め続ける度に進化をし、大神官のランクにまで登りつめる」


