「コットン君、ああ、良かった。無事みたいだね」
バサバサという音。
空を見ずともそいつは、俺の前に降りてきた。
白い翼。――に、抱かれて飛ぶ黒いローブの男。
「ミントじゃねえか」
先ほどの召還で出した鳥人と一緒にミントがそこにいた。
鳥人はミントと同じぐらいの身長だ。鳥人がミントを抱いて、空を飛んでいたんだろう。
んで、俺を見つけてやってきたと。
そんな顔見知りだからこその、何気ない行為で。
「…………」
「……………」
沈黙が痛かった。
互いに何を言っていいか分からない状況が呼ぶのは無言。
ミントとて予想外だろう、顔見知り同士、気さくな会話と思ってわざわざ降りてきたのに。


