下僕主とツンデレ超えた召喚物



「クリスタロス、ネミュレシスの指輪について何か……いや、その指輪がどこにあるか知らないか」


ツッコミをよそに続けられた質問に俺がえっと言ってしまう。


ネミュレシスの指輪。
ベルリネッタ・ネミュレシスが造った、持ち主のどんな願いをも叶える指輪だが。


『探し物があってな』のセリフは指輪のことかと初めて知った。


聞かれた湖の精霊は困ったような顔をしたが、そういえばぁと何か思い当たる節があったらしい。



『確か、ここに来た子――そこの無礼な人間と同じぐらいの子が、一緒にいた召還獣と話していたわね』


「詳しく聞きたい」


『え、その……、や、そんな熱い眼差しで……。って、コホン。勘違いしないで、別に人間なんかに見とれたりしないんだから。

私は湖の中にいたから、きちんとは聞けなかったんだけど。『この指輪があったら、億万長者になれるねー』なんてふざけて話していたわ』