「ここはおかしな世界だ」
「へっ!」
いきなり声をかけられ、びびる。
ちょうど頭ん中でラグナに対しての悪口を思っていたので、バレたんかと。
「科学と魔法がごっちゃになり、数多の種族が同じ地に足をつけている」
「あ、ああ……確かに科学と魔法はごっちゃだわな。天空宮学園だけでも、魔法専門だったり、体術専門もあって、科学専門のとこもある。
種族がごちゃごちゃにいようとも、差別とかねえし……あ、いや、まだ偏見あるかもしんねえけどほとんどの奴が多種たることを認めているな」
「よく壊れないものだ、この世界は。あまりにも多くが存在しすぎている」
ラグナが膝を折り、湖に指を入れた。
特に何もせずに、ただ水面にラグナの指が入っただけの波紋がゆったりと広がっていた。


