きっかり三つ分。
的確な位置、ラグナが言う“自業自得な奴ら”の近くに雷が落とされていた。
遠巻きで見ていた野次馬たちが悲鳴をあげたり、逃げ出したりと本当にひどい有り様だ。
――だというのに。
「キュー」
「眩しかったか、ん?」
外套に隠していた小人に語る奴の顔は、すっごく優しく見えた。
こんな破壊を招いたのにも関わらず、不自然なほどの自然。
自分の力に責任と自業自得を持つ、魔術師としてわきまえている男の姿だ。
言うからには、ラグナは全てを覚悟しているのだろう。
身の程をわきまえるとは、身の程を知っているということだ。
「ラグナ、お前」
「助けたわけではない、たまたま君と意見が合っただけだ」
下らない眼差し。人生全部に飽きた隻眼の奴は。
「俺もこいつらが気に食わない」


