号令のよう。
さも、引き金。
一瞬の内に渦が消えて――自然の災害が人間に襲いかかった。
奴らが出した雷とは比べものにならない、正真正銘の雷撃。
地揺れがし、耳をつんざく音が脳内の思考回路を一気に真っ白にする。
鼓膜が破れてもおかしくなかったか、しばらく耳なりがやまずに。
「あ……」
焦げた匂いと立ち込める煙が、俺が恐怖で目を瞑っている間の“惨状”を教えてくれた。
三人の奴らが腰を床につけ、足をガクガクさせている。
目の前だったり、真横だったり、“一歩間違えればの距離”にはえぐられたタイルがむき出しの地面を見せていた。
立ち込める硝煙はそこから。爆弾でも投下された破壊力は、紛れもなくそれと同等の殺傷だったのだろう。


