――夜風が冷たかった。


へっ、と顔が泣いてんのに笑っちまう。


首もとがやけに寒くて窓をしめた。



夜空には月夜。

見惚れるほど綺麗だが、俺はそれ以上に綺麗な奴を知っている。




最後まで、最悪だか最高だか分からなかったパートナー。



でも。



「お前と一緒で良かったよ」



その事実は永遠と俺の記憶に残るだろう。