下僕主とツンデレ超えた召喚物



魔法だけではなしえない、科学の力あっての外法にラグナは軽く顔をしかめた。


同情か怒りか、憎しみにも見えた。


普段、無表情(無感情)なラグナが顔を変えるときは嘘偽りなどない。


「ラグナレク、ここまで聞いた上で……私はあなたにお願いをしたい」


きゅっ、と拳を作った彼女は何か意を決したように、それでいて遠慮がちに。


「あなたの力で、私を、もとの世界に返していただきたいのです」


頭を下げながら懇願された。


「……」


「二年になります。この世界でこんな辱めを受けるのは。一年の間、勝負に勝ち続ければジャラシーは返してやると言いましたが、それは譫言(うわごと)。

一向に返す気などなく、私が戦わなければ先のように契約違反を名目に罰を与えられます。

だから――」