「どういうことだ」
「それに関しては、住人たるそちらの坊やが分かると思いますよ」
二人に見られる。
確かに思い当たる節があったのだ。
「金目的のために強い召還者が召還物を出すんだけどさ、出したあとに違法に作られた“保存箱”に詰められるんだ。
詰めたあとに召還者は縁を切るんだが、召還物はもとの世界に返さず保存箱の中に。
それで、行き場を失った“保存物”の新しい行き場が求められる。
召還物ってのは呼ぶまでが大変なんだ、強い奴なんてそれなりの熟練者が呼ばなければでてこないけど、保存箱は」
「もういい、君の説明はたどたどしくて聞いてられない」
「な、なにをーっ」
「おおよそは分かった。契約破棄した召還物を別の奴に契約させる。本来ならば戻すべきモノを他人に預ける外法を使うのだな。
恐ろしいな、まったくもって。生命が金で売買されるのは」


