「やめろよ!」
「あー?人の所有物に他人が口出しするのはいけないなぁ」
悲鳴がまた鳴る。
鳴るんだ、鼓膜をうずかせるほどこちらが泣きたくなる悲鳴で。
「き、あ、あ、アァァァ!」
それは――もはや声ではなかった。
花たちが悲鳴に泣いた瞬間、花びらとなりて俺たち――ここら一画を囲む。
ぐるぐる、かきまぜられたコーヒーみたく花びらが隙間なく花吹雪のように俺たちを外界から遮断した。
暗いほどに。
花の檻にでも閉じこめられたか、完全なる隔離だった。
音も視界も働かない。でも、ぽおと足元にある花が白く発光した。
ホタルの光みたいだ。それ以上に明るくて癒されるムードを作る。


